【経営中毒】社長の視点から学ぶ経営のリアル|要約・レビュー


記事をご覧いただきありがとうございます。沖縄リーマンライフです。
今回ご紹介するのは、起業家・経営者・会社員といった全企業人必読の経営指南書と銘打たれた書籍【経営中毒】社長はつらい、だから楽しいです。
著者はエッグフォワード株式会社代表取締役社長の徳谷智史さんです。
本書はクロニクル野村高文さんとのポッドキャスト【経営中毒】だれにも言えない社長の孤独にて語られている内容を、再構成・加筆され書籍として発売されました。
経営中毒をはじめ東京ビジネスハブなど、野村高文さん並びに徳谷智史さんが出演されているポッドキャストを普段聴いている私としても、体系的に纏められた本を手にすることができ嬉しく感じます。
本書ではご自身が1,000社以上の会社・社長を支援してきた経験や、エッグフォワードを創業し社長として経営をされている視点を踏まえ、会社経営・社長のつらくも楽しいリアルを学ぶことができます。
一社のサクセスストーリーといったものではなく
- 起業
- 資金繰り
- 人
- 組織
- 事業
など、会社を経営するにあたって直面し得る問題やそれが起こる構造、
また、これらの事象にともなう
- 会社経営の悩み
- 社長の孤独と試練
- 社長の楽しさややりがい
といった会社経営・社長のリアルを知り、学ぶことができます。
だれにも言えないような社長の孤独を包み隠さず、社長の「やりがい」や表現しがたい「充実感」も存分に教えてくれて、「社長はつらい、だから楽しい」という経営の醍醐味を疑似体験することができます。
社長ってこんなことを考えていたり、直面していたり、楽しんだりしているんだと。
起業家、経営者、会社員(マネージャー、メンバー)のどの層の方にも意義深い内容ですし、
たとえ起業を考えていなかったり経営者でないとしても、組織に属し、人・マネジメントに少なくとも関与する上で、社長や経営の視点を知っているだけでも視野が広がり仕事に生かせます。

こんな方におすすめの本です
- 起業や経営に興味がある人
- 経営のつらさや喜びに共感したい現役の経営者
- 経営者の本音を知りたいビジネスパーソン
【経営中毒】基本情報

書籍【経営中毒】は2024年3月12日に発売された本で、366ページあります。
臨場感ある内容と徳谷さんのユーモアある語り口が面白く、5時間程度で無理なく読み終えることができます。
始業前の読書や通勤時間に耳で聴くのが個人的におすすめです。
【経営中毒】徳谷智史さんについて
- エッグフォワード株式会社代表取締役社長
- GOLDEN EGG Ventures代表パートナー
- 京都大学卒業後、大手戦略コンサルティング会社入社
- 海外法人の立ち上げとアジア代表を経て、いまだない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創るべくエッグフォワードを創業
- ポッドキャスト「経営中毒~だれにも言えない社長の孤独~」メインMC
- 趣味はハンドボール・サウナ
【経営中毒】読者の評価
様々な場所で高評価です。ポッドキャストでもその好評ぶりが度々紹介されているのも耳にしました。
- 人のマネジメントや資金繰りなどリアルで詳細な話が印象的だった
- これから起業を目指す方やスタートアップにいる方にとって、ナレッジが得られた
- 大企業の会社員であっても、社長の視点を知ることが今後の業務やチームマネジメントに生きる
といった声があります。
【経営中毒】目次
- はじめに 社長はつらい?それとも楽しい?
- 第1章 「資金繰り」は最初に直面する、社長共通の悩み:人徳が問われる「カネのマネジメント」
- 1 「うわあ、また来たな…」社長にとって給料日は恐怖でしかない
- 2 「未来を見据えた経営」をしたくてもできない本当の理由
- 3 人は簡単にお金を出したがらない。「出資したくなる社長」になれ!
- 第2章 会社は99.9%、「人の問題」で崩壊する:会社の未来を左右する「ヒトのマネジメント」
- 1 ともに働くメンバーは「仲間」でもあり、他人でもある
- 2 「たった1人の採用」で会社は成長する?それとも傾く?
- 3 来る社員を拒まず、去る社員を追わず
- 4 「人が辞める原因は社長にある」という自覚を持て
- 第3章 営業vsエンジニア、中途vs古参…組織の崩壊はとつぜん起きる:文明の衝突を起こさない「組織のマネジメント」
- 1 「組織のタコツボ化」が招く混乱
- 2 社長はどこまで現場に介入していいのか
- 3 組織の「未達グセ」を変えるには
- 4 組織づくりには、社長自身の思想や本気度が表れる
- 第4章 最初に考えたプロダクトはなぜうまくいかないのか:0→100を可能にする「事業のマネジメント」
- 1 「9割失敗する」商品・サービスに欠けている視点
- 2 お客様は「課題」を教えてくれない。自力で見つけよ
- 3 「選んでもらい、買ってもらう」ための高いハードルを越えるには
- 4 マーケットインでも売れないときは「方向性をズラせ」
- 5 ビジネスで必ず直面する「パクリ」「パクられ」問題
- 第5章 「事業の売却」から新たな経営がスタートする:失敗しない「スタートアップの出口戦略」
- 1 社長から見たIPOは「出口」ではない
- 2 M&Aはさまざまなドラマを生む
- 3 「社長の立場を離れたい…」と思ったら
- 第6章 「24時間悩み、365日決断」難しいがクセになる経営判断:会社の未来を左右する「社長の意思決定」
- 1 とにかく速く、時には柔軟さも必要
- 2 「撤退」の判断こそ経営の醍醐味だ
- 3 答えなき問い。会社はどこまで成長し続けなければならないのか?
- おわりに あなたは孤独な社長ではない
【経営中毒】感想・レビュー

社長というと輝いていて偉い人というイメージがありますが、社長も人でありビジネスパーソン。
その立場に応じて、そこにはたくさんの試練があって苦悩があるなと改めて感じさせられる次第です。創業社長であるなら、なおさら会社と一心同体で総合格闘技で戦っているようなものだなとも感じます。
新規事業の立ち上げ方やマインドセットを学ぶ機会はあれど、その後の経営・苦難、そしてそれに対処する羅針盤を持たせていただけるのは、やはり経営中毒ならではです。
ここからは、印象に残った話をいくつかご紹介していきます。
社長になると給料日の感覚が180度変わる
会社員の方にとっては給料日は待ち遠しい日ですが、社長にとってはしんどい日に変わるというもの。なぜなら給料は払うものでありお金が出ていくからとシンプルかつ明解な話。
ですが、ここは社長かそうでないかでまるで感覚が異なりますよね。ミッション・ビジョン・バリューにどれだけ共感していても、根本が違う感覚を初っ端から覚えます。
会社は99.9%、「人の問題」で崩壊する
立ち上げ初期は、資金繰りの苦しさや、事業が当たり前ですが思った通りに伸びないなど数々の問題に直面する中、会社の舵取り・意思決定で揉めるという話。
最初は一緒に乗り越えようとしても、うまくいかないことが日常になってきて給与も思うように得られずとなると、
責任の押し付け合いや、信用ならないなどといった揉め事に発展していきます。
ビジョンに共感して集まっても、泥水はすすれないと人が離れていくというのが現実のようです。
肩書きにこだわる人は要注意
何のためにやるのか、ここの価値基準を何度も擦り合わせることが大事。
肩書きが欲しい人は、本音では会社のミッションよりも自分のキャリアや給与を優先しています。少しそれますが、入ってから前職のツテを使って”した感”を出そうとする人も危険信号です。
一見、MVVに共感したように思えていても、同じ言葉でもニュアンスや捉え方が違い、入ってからうまくいかないと社長批判や前職ではこうだったと不満を漏らし始めるケースもよく見受けられるようです。
会社員の方は、こういった人を少なからず見たことがある方もいらっしゃると思います。
経営の上で注意とされていますが、これらは逆に言うと多くの会社員の方がその当事者にならないようにすべきです。
自身のキャリアの進め方や転職、どこを向いて仕事をしているのかなど、振り返ってみるのも良いかもしれません。
他にも組織・事業マネジメントや出口戦略、社長のセルフマネジメントなど見どころ満載ですのでぜひ読んでみてください。
【経営中毒】まとめ

今回は【経営中毒】社長の視点から学ぶ経営のリアル|要約・レビューについてご紹介してきました。
ポッドキャストと合わせて全企業人におすすめのビジネス本であると感じます。
読み終えると、社長に対しての見方が変わりますし、経営者であるならご自身の経験と照らして思うことがあったことと想像します。
多くの会社員の方にとっては、社長の気持ちも知った上で業務に邁進でき、会社のミッションの実現に向けて関わっていこうと気持ちが乗るものです。
まだ読まれていない方はぜひ読んでみてください。ここまでお読みいただきありがとうございました!