【起業は意志が10割】(守屋 実)起業・新規事業の成功法を学ぶ!要約・書評
お疲れ様です。沖縄リーマンライフです。
今回ご紹介するのは、守屋実さんの【起業は意志が10割】です。
この本では、人生をかけて起業を繰り返してきた著者の守屋実さんが、起業や新規事業創出に対する不安や疑問に答え、新たな事業を生み出す一歩を全力でサポートしてくれています。
こんな方にぜひ読んでほしいおすすめの一冊です。
- 起業を考えていて背中を押してほしい
- 意思を持って顧客視点で動き出したのに、何かうまく進められていない
- 起業に向けたメソッドを知りたい
それでは、一緒に学んでいきましょう!
【概要】「起業は意志が10割」
守屋実さんの起業は意志が10割ってどんな本?
「起業は意志が10割」は2021年5月6日に発売された書籍です。
全222ページの本なので、4~5時間程度で読めます。
1日1時間の読書習慣をつくることで1週間で無理なく読み切れます。
簡単な内容紹介
- ビジネスを結実させたり、迷った時に役立つように、起業に大事なポイントを9つにまとめて紹介してくれています。
- 失敗の経験から、事業を失敗へと導く可能性のある姿勢や行動を7つにまとめて紹介してくれています。
- 新規事業や起業の物語を、今まさに道を切り開いている方の実例で紹介してくれます。
起業の方法を探すのも良いですし、自身の仕事への取り組み方、考え方を見つめ直すのにもよりどころとなってくれます。
著者の守屋実さんってどんな人?
守屋 実(もりや みのる)
- 1992年ミスミ入社、新規事業開発に従事。
- 2002年に新規事業の専門会社エムアウトをミスミ創業者の田口弘氏と創業、複数事業の立ち上げおよび売却を実施。
- 2010年守屋実事務所を設立。新規事業創出の専門家として活動。
- ラクスル、ケアプロの立ち上げに参画、副社長を務めた後、博報堂、サウンドファン、JAXA、JR東日本スタートアップ等の取締役を歴任。
「起業は意志が10割」の目次
- はじめに
- 序章:ウィズ・コロナで何が変わったのか?
- 第1章:起業に大事な9つのポイント
- 第2章:起業の必修3教科 新道徳・新国語・新算数
- 第3章:失敗し尽くした先に学びがある
- 第4章:切り拓いている人の起業の物語
- 終章:あなたの真の強みは何か
心に響いた内容をご紹介
人は考えたようにはならない。おこなったようになる。
「動いた人にだけ道は拓ける、動かないという思考を捨てる。」
と著者の守屋実さんはおっしゃっており、これは起業だけではなく、様々な場面でもあてはまる、大切なメッセージだと受け取りました。
既存業務においても、いかに考え抜いて戦略を練ったとしても、現実には戦略が書かれた資料があるのみです。
もちろん考えることは大切で、そこまでに労力もかかりましたし、できた!と達成感や充足感があると思います。
ですが、やはり動くことに重きを置いて取り組まないと、描いたビジョンに向かうことはできないと改めて感じた次第です。
著者の守屋実さんは、起業の成功と失敗の定義を次のように述べられています。
- 成功=着手しきれた時、失敗でも十分にやった時
- 失敗=着手しなかった時、実行を見送り続けた時
戦略一つ考えるのも相応の重労働ですが、それを実行し、その先の事業の責任を全うしていくことはさらに大変さが増すと思います。
おこなったようになる、このメッセージを胸に刻みながら、各所で動くことに重きをおいて取り組みたいと思いました。
会社のプロから仕事のプロとなる
守屋実さんは仕事のプロとは「一つの仕事を極めて、何社からも依頼を受ける存在」と定義されています。これは士業だけではなく、守屋実さんであればまさに、起業のプロということです。
会社のプロから仕事のプロとなるべき背景には、企業の寿命サイクルが早まり、今では約25年と言われ、終身雇用が確実ではないことが言えます。また、平均寿命が伸びた分、定年後の資金を稼がなくてはならない、これも事実です。
そう知った時に、リーマンである自分は何のプロだろう、もしくは何のプロを目指そうか。自分の人生の戦略を考え、今何をすべきかよく考えさせられました。
また、守屋実さんは、きっかけはひょんなことでも、「ずっと継続できればプロになれる」ともおっしゃっています。
自分がもしかしたら何かのプロとしての力をすでに秘めているかもしれないですし、それに気づきチャレンジできるかもしれません。
会社のプロでいる方が楽に思えるかもしれませんが、一回レールから外れれば再度出世レースに乗るのも難しくなったり、転職しようにも他に優秀な若手がいれば勝つのは難しいかもしれません。
仕事のプロであれば、一度失敗しても、一つの仕事でいくつもの会社の仕事をしていれば、またチャンスが回ってくるかもしれません。
守屋実さんは、会社にしがみつく方がかえっていばらの道を歩むことになると指摘されています。
起業に限らず、何か一つの仕事を極めて継続し、仕事のプロとなって人生を歩んでいく。そんな長期戦略を描いて今を考えてみるのが良いと感じました。
経験なき理屈
守屋実さんは、事業を失敗へと導く可能性のある7つの姿勢や行動を語られていて、そのうちの一つに経験なき理屈というものがあります。
本の中では、起業は挑戦であるにも関わらず、
- 挑戦から遠ざかった人間が斜め上からモノを言う
- 過去の栄光からモノを言う
- 少しかじった程度でカタカナ用語を振りかざす
- 未経験なのに小手先の理論でビジネスを語る
など経験なき理屈の出現率の高さを指摘されています。
起業や既存業務に関わらず
- 会議の場で上司から
- 飲み会や面談の場で先輩から
と結構思い当たる節があるのではないでしょうか。もしくは自分がそうなっていたり。
ビジネスのフレームワークや、上位者の経験は貴重なものだと思います。ですが、守屋実さんは「あくまで学びは自らのおこないからしか生まれない」、だれかのうわべだけをマネするのではなく、自身の実戦による実学に重きをおいてほしいとおっしゃっています。
会社のプロになって、だれかを批評しているだけなんてことにならないように、事業を成功へと導く姿勢と行動を学び、実践したいと強く思いました。
【要約・書評まとめ】起業は意志が10割を読み終えた感想
この記事では、【起業は意志が10割】(守屋 実)起業・新規事業の成功法を学ぶ!要約・書評についてご紹介してきました。
起業の成功法を学ぶと同時に、会社員として仕事にどう取り組むのか、マインドの面でもたくさんのことを教えていただけました。
今後のキャリアに悩んでいたり、今直面している業務の解決の糸口を探していたりするビジネスパーソン必読の一冊です。
皆様の一歩を踏み出すきっかけに「起業は意思が10割」の当記事がお役に立てれば幸いです。
まとめ
- ビジネスを結実させたり、迷った時に役立つように、起業に大事なポイントを9つにまとめて紹介してくれています。
- 失敗の経験から、事業を失敗へと導く可能性のある姿勢や行動を7つにまとめて紹介してくれています。
- 新規事業や起業の物語を、今まさに道を切り開いている方の実例で紹介してくれます。
ぜひご一読を!